ぱにぱに~。
日々、パニック障害や精神疾患とともに過ごしていく毎日はなかなかしんどいものですね。
いつまで続くんだ、また今日もか、勘弁してくれと悩まされ、ギリギリのところで踏んばってることと思います。
とは言っても、踏んばりにも限界はあり、落ち込み沈むこともあります。
そんな状況を少しだけ前向きに考えられるよう、また視野が狭くなってガチガチの自分に癒やしを与えてくれる言葉を4つ紹介します。
トライする自分を追い込まずに安心を与えてくれる言葉
『 きっと 』
自分を信じられることができ、安心感を得ることができる貴重な言葉です。
メンタルに悩みを抱える方は、背負っている不安が大きいため、それを解消するための行動を取ろうとすることが多いと思います。
それはそうですよね、早く完治し元気になりたいからです。
ただ、そのアクションを起こすときに、わたしたちは普通の人が当たり前に行っていることですら難しいんです。
さらに、不安を解消しようと思って起こそうとする行動にも不安 がついてきちゃうんですよね。
そんなとき自分に…
- 『 きっと、だいじょうぶ 』
- 『 きっと、できる 』
- 『 きっと、いける 』
とささやいてあげよう!
『 きっと 』は曖昧なんです、ファジーな感じ。
100%ではないけどできるだろう的な、いわゆる 逃げ道を作ってくれながらポジティブに向かっていく ことができるんです。
その上、自分はやってやるぞという意思表示があり、肯定的かつ前向きにとらえられるいい言葉です。
『 たぶん 』
『 たぶん 』は、おそらく・たいていといった意味を持ちます。
『 きっと 』と似た解釈の言葉ですが、下記を見ればもっとゆるくしたニュアンスであると感じ取れると思います。
たとえば、待ち合わせに30分遅れてくる人を待っているとき。
『 きっと、来るよ 』
来ないわけがない、だいじょうぶ
『 たぶん、来るよ 』
ん~、来ると思うんだけど、なにかあったかな?
きっとの方がそうであって欲しい気持ちが強いですよね!
それに対して、たぶんは期待しているけど…心配している一面があります。
『 きっと 』『 たぶん 』の使い分け方
きっとは自発的であり 強い意志 を持っています。
たぶんはなんとなく 他力本願的 な要素も感じますよね。
個人的には、前者の方がおすすめ、後者のたぶんにはちょっとだけ不安要素が入ってるんだよね。
どちらも行動に自信と安心を与えてくれる言葉ですが、『きっと』は逃げ道が狭く、『たぶん』には広い逃げ道がある感じです。
無理が一番良くないメンタルですから、そのときの体調などを考慮して使ってください。
徐々に少しづつ改善を求めるために、キツいときは『 たぶん 』を採用が良いと思います。
『 なんとかなるさ 』
よく耳にする定番中の定番ですね。
でもこれはあなどれないカリスマです!
パニック障害や自律神経の乱れにより、不安はつきものの日常ですよね…。
未来といっても、1分後、1時間後、いや明日もしくは今後の人生の事など様々です。
未来のことは誰にもわかりません。
だからこそ、人は未来に希望を抱き期待して、そして心配するんです。
明るく楽しい未来を望むから、良いことを期待するから、それに相対した不安は多少なりともあって当たり前です。
そして、メンタル疾患のあるわたしたちは心配や不安が圧倒的に多くなりがち…いや、間違いなく多いんです。
それはなぜか、つらく苦しい時を過ごしているからこそ、不安のない安心な未来に期待しているから。
良い方向へ行動しているからこそ不安もあるんです。
ん???
ここまで書いてきて、何か違和感ありますよね?
1秒先のこともわからないのに、明日のことでなに心配して不安になってるんだって。
ただ、仕方ないところもあります。
日々苦しい思いをしてるんですから、そういう思考になることは否めません。
ただし、強く伝えたいのは、起こっていない未来を心配して苦しまないでってこと。
結局、ここで苦しみ悩み葛藤してるんです、わたしも。
はぁ? そんなことないよって言われそうだけど、そうでもないよ。
メンタル的に悩みのない人で心配事が20個あるとしたら1回くらいはそれにあたる。
わたしたちの心配事が100個あるとしたら、そのうち5回は現実味を帯びるってこと。
5回もあるじゃんって思うかもしれないけど、100個の心配に対して95個は起こらないんだ。
95%儲かる投資があったら、みんな飛びつくでしょ?
100回トライして95回成功なんておいしい話だよね。
だったら、100回のうち5回くらいしか現実化しない不安ではなく、95%の安心に飛びつくようにしよう!
ま、それができないから困ってるよね。
そんな自分の 背中をポンッて押してくれる言葉 が『 なんとかなるさ 』
不安な気分や発作への恐怖心が増幅がしているときは、なんとかなるさって心の中でつぶやこう!
『 だいじょうぶ、なんとかなるさ 』、ココロの口癖にしていこう!
『 ま、いっか! 』
個人的に大好物のフレーズ!
『 ま、いっか 』、この投げやりな感じがたまりません。
あ~、しゃーないな、次はうまくいくさ的な。
リアルタイムにかかえている問題に対してできなかったことは、仕方ないじゃんで割り切っちゃう。
でも、なんかこのままじゃ自分に課した目標を簡単にあきらめちゃうような適当な感じがしちゃうよね。
< 例 >
苦手な電車に乗っての移動を目標にしてできなかったとき
「…怖くて乗れなかった、わたしなにやってんの!」
「はぁ~、ダメだ、なにやってるんだ、今日もできなかった…」
「…怖くて乗れなかった、わたしなにやってんの!」
「はぁ~、ダメだ、なにやってるんだ、今日もできなかった…」
『 ま、いっか! 』
「またあした挑戦すればいいや」
やりたいことが満足にできなかったときには、ついネガティブで締めてしまいますよね。
これは誰にでもあることで仕方ないと思います。
ただ、そのあとに 『ま、いっか! 』を足してあげましょう!
なんでもいいんです。
「今日はウォーキング8000歩を目指そう」
「気分が優れずできなかった…はぁぁ~」
「ま、いっか!」
『 明日やればいいか 』
やってみるとわかると思いますが、『 ま、いっか ! 』のあとに続く言葉は自然とポジティブなものになってくれます!
要するに、『 ま、いっか! 』 でぶん投げちゃうんだ、できなかった自分を。
できれば避けた方がいいフレーズ
避けたほうがいい、それは…。
なにかをやろうとする時に、文頭に『 絶対 』をつけることです。
『 絶対、だいじょうぶ 』
『 絶対、できる 』
『 絶対、いける 』
仕事やスポーツはもちろん、普通によく使われるフレーズです。
絶対やるぞ、やってやる、やるんだ!
目標を達成するための、やる気・熱意があり、モチベーション向上がメリットです。
わたしも良く使いますし、全く否定するつもりもありません。
しかし、絶対という言葉は わたしたちの心理状態ではおすすめできません。
なぜか?
不安で焦りがちなときにこそ、つい使いがちなこのフレーズ。
だったらなおさらこのフレーズは避けるべきです。
だって、当たりまえに出来ることができずに苦しんでいるんですから。
絶対は、まだ、もう少しあとでいいじゃないですか。
ゆっくり まったり力を抜いて目の前の1つ1つをこなしていこう!
まとめ
パニック障害を患ってから15年、ずーっとこれらの言葉は意識してきました。
「たぶん、だいじょうぶ」
「…なんとかなるさ」
「…ま、いっか!」
正直、最初はつらい自分に嘘ついてまで強がってる感じがして嫌だった。
しかし、言葉の意味を理解しているつもりも、言葉が与えてくれるニュアンスを感じられていなかったことに気づくことができた。
口に出す必要はないんだ。
ココロでつぶやけばいい。
今回のテーマは、パニック障害と共に生きている私の私見であることを理解ください。
みなさんの苦しみや悩みを共感できるからこそ書きました。
おまけ … ちょっとだけ上げてくれる 1文字
『 ぞ 』
これを話す言葉の最後につけるだけ、簡単でしょ!
ミッションに向かう自分のやる気が違うでしょ。
ほんのちょっとだけど、気持ち上向き上昇気流に乗れるはず!